GUST NOTCH? DIARY

交通博物館

神田秋葉原万世橋脇にある「交通博物館」が、さいたまに移転して「鉄道博物館」となるために5月14日で閉館する。それにともない閉館キャンペーンで色々なイベントがある。その中で「旧万世橋駅遺構特別公開」というのが気になったので行ってみた。
本当は予約してから行こうと思ったんだけで、一昨日確認したら2日前までに電話で予約となっている。ガーン、もう遅い。というわけで、当日分を狙って早めに行くことにした。
9時半開館のところに10時過ぎに着いた。そしたら既に長蛇の列。混んでいるとは聞いていたが予想以上だ。列の最後に並んだら、最終回の見学にギリギリ入り込めた。危ない危ない。予約できた時には、平日500枚配布している硬券もなくなっていた。平日なのに、老若男女が集ってます。いやはや。
なるほど、万世橋駅交通博物館を併設することで独自性を出したわけだ。どおりで中で融合しているわけね。
いやー、面白かった。スタンプラリーもしてきてクリアファイルもらってきました。
今回見学できた部分は、「初代万世橋駅遺構」という部分と、ホームへの階段。約20分ですが、最終回だったせいか、もうちょっと長くいたような気がする。
遺構の方は、万世橋の上から交通博物館側を見た時のアーチ状の部分の内側になる。もらって来た「旧万世橋駅のうつりかわり」という資料を見ると、「3代目万世橋駅」という図が、今回入れた部分の構造そのままになっているのが分かります。中もアーチ状になっており、ここで万世橋駅に関しての短い映画をみせられる。天井には高架橋の鉄骨が見える。係の人に尋ねてみたところ、これは中央線ではなく、引込線の方の部分だそうだ。
で、ホームへの階段を登って行くと、外には出れないが上半分ガラス張りの状態になっていてホームが望める。今回のためにこの工事をしたのかわからないけど、以前はこうなってはいなかったらしい。すぐそばに、これは配置といい、このために作られたと思われる、新しめの駅標が置いてある。でも、読みは右から左へ。このホームへの階段の両側を、いまも中央線が走っていて、見学中も時おり通過する。
博物館内の1階休憩室が、昔の中央階段跡の部分を使っていて、階段も一部そのまま利用してある。今回、この奧からホームへと続く階段(旧中央階段、今回公開している方よりも造りが立派らしい)の部分もガラス越しに見れるようになっていたのだけど、天井は閉じてしまっているみたいで、こちらからはホームには出られないみたい。