駿河湾沖の地震を皮切りに、日本各地で大規模な地震が相次いで発生。田所博士の予測では一年以内に日本は海底に沈んでしまう。海外への脱出計画を進める中、博士は一つの回避案を出す。内閣危機管理室の鷹森はそれを実行に移すことにした。
1973年にも映画化されている作品のリメイク。しかし、設定や理論・技術背景などは最新のものに置き換えられています。実は、オリジナル版は見たことがない。原作も未読。日本SFの金字塔なんですけどね。
さすが、考証はしっかりしているだけあって、話に引き込まれていきます。まあ、細かいところではちょっと疑問な点もなきにしもあらずですが。「ドラゴンヘッド(asin:B000FHIVW2)」よりは、設定に現実味があります。
なんか、巷の評判はあまり良くないみたいですが、これしか見てない私としては、思ったよりよかったじゃないですか。難をいえば、草なぎくんと柴崎コウの関係は描く必要があったのかというのが疑問です。元の話のとおり、ストレートに危機を回避しようと立ち向かう人々の姿に焦点をあてた方がよかったのではないかと思いますね。
一応、感動涙ポイントはありますし、盛り上がりはあるので、映画としては成立してます。
