地球では大規模な地殻変動が起こり、アメリカ大陸が海に沈んでしまった。それからわずかの間に各大陸が沈み始め、ついには日本列島を残すのみとなってしまった。世界中からの避難民が日本に押し寄せ、街では仕事を求める外国人が溢れかえっていた。日本に逃れて来た各国の首脳たちも、日本の首相にとりいろうと躍起になっていた。
「日本沈没」をうけて、小松左京の指名で筒井康隆が書いたパロディを、本家の新作公開にあわせて映画化。はたして、その出来は?
えーと、結論からいうと、予想通りでした。オリジナルの方は読んでないのですが、映画としての出来はB級SFの日本映画のイメージそのまま。チープな感じがいいです。
設定はこちらも現在の状況に合わせてあり、キャラの名前や人物設定も誰かさんを連想させます。ギャグに走るかと思いきや、筒井流のシニカルな風刺が効いてます。
万人にはお薦めしませんが、筒井康隆のドタバタ的な展開が好きな方はどうぞ。
