GUST NOTCH? DIARY

ただ、君を愛してる

カメラマンの誠人はニューヨークに来ていた。2年前に突然姿を消した静流から、個展を開くという手紙が来たのだ。彼女とは、大学の入学式の日に出会い、同棲までした。しかし、初めてのキスをした日に彼女はいなくなってしまったのだ。
2年前の映画「恋愛寫眞」へのオマージュとして書かれた物語が原作。著者は「いま、会いに行きます」の市川拓司。
そういうなりゆきで出来た話なので、ストーリーとしてはかなり重なる部分がある。そのせいで、大筋での話の展開は読めてしまうのはしょうがない。
しかし、映画の出来という点で比較すると、こちらの作品の方がよく出来ています。まあ、ある意味ファンタジーなんですけど。
宮崎あおいがポイント高いですね。アラレちゃん状態から眼鏡を外して、ラストのセルフポートレートへの変貌ぶりが素晴しい。
大塚愛の主題歌もなかなかよろしい。