GUST NOTCH? DIARY

ららら科學の子 / 矢作俊彦 (ISBN:4167691027)

SFではなかったが、30年前の様子を感じさせてくれるノスタルジックな作品。ま、その頃の様子を知っているわけではないのですが、あたかも自分が見ているかのような描写が良い。「マイナスゼロ(ISBN:4087504913)」を読みかえしたくなった。
去年の「三丁目の夕日(asin:B000EPE77S)」や今度の「地下鉄に乗って(ISBN:4062645971)」といい、今メディアを操っている層の記憶を刺激する作品が続いていますが、何故かこの時期のこの手の作品って、知らない時代なのに懐かしく思えてしまったりするんですよね。
時期的には東急文化会館があって、五島プラネタリウムが閉館したころなので、2003年ごろの話。タイトルになるエピソードにからむウーロン茶のCM曲集「chai(asin:B000BDJ6GU)」が最初に出たのもこの年なので、間違いないですね。